xp機を再活用~fluxbox on debian その2
基本方針
1.使用目的を絞り込む
2.仕様はシンプルに最低限に
pcは使用目的を絞り込むと、その仕様はとてもシンプルにできる。シンプルだとメンテナンスも楽だし動作も早い。多少古いpcでも再活用ができる可能性がある。
さて仕様だが、xpが載っていたpcに入れるのはdebianというlinuxで、一応誰でも使えるようにするためguiの環境を入れる。
guiの環境には大きく分けてdesktop環境とwindow managerだけのものがある。前者はwindow managerと幾つかのアプリケーションがセットになっているもの。これに対して後者は基本的なもの以外は個別にインストールしていかなければいけない。
window managerはlinux、bsd,やunixの世界では掃いて捨てるほど豊富。その点windowsやmacとは違う。この「window managerを選べる」というのがlinux、bsd,やunixの世界のいい所。
選択は、desktop環境ではなくwindow managerで、それはfluxboxとする。lxdeなどのdesktop環境ではopenboxというwindow managerを併用しているがこのwindow managerは使い辛く単独での私用には適さない。で、採用するのはfluxboxに決定。
なぜdesktop環境を採用しないかというと、最新のpcならそれもありだがxpが載っていたような古いhardだとmemoryも足りないしcpuの性能から動作がもたつくおそれがあるため実用に適さない。代表的なkdeやgnomeならwindowsやmacのように使いやすいかもしれないがinstallにも膨大な時間を要する。使えもしないものにそんな無駄な時間を割く訳にも行かない。
話の順序が逆になっているが、使用目的は
1.web browsing
2.文章編集、mail送受信
3.net shopping,net banking
に絞り込む。大概のuserの使用実態がこれだろう。
強調したいのはこの3つは実はwindows machineより快適に使える。しかも安心、安全。例えば、コピペなどは選択するだけでコピーの機能、センターボタンでペーストの機能がある。web browsingではサイドバーをセンターボタンでクリックするとその場所まで移動できる。homeボタンの代わりになる。また、security上の不安はwindowsより遥かに少ないし、動作も安定している。
今回使用目的から外したけど、sound専用machineとかgraphics専用にするとかの選択肢もある。soundに特化したvoyage linuxとかもあるほど。これはかなりlow powerのmachineでも実用的に稼働するそうな。